衣料品に求められるものは時代により移りゆくものですが、その中で1着の服を創る工程は今も昔も変わることはありません。
糸を作り、染め、テキスタイルにし、後工程を施し、縫製をし、1着の服になる。ただそれだけなのです。
“ただそれだけ”のことを明治4年の創業以来140年以上にわたって、歴史ある織物産地の長岡市栃尾地域で続けてきました。
しかし、現在では昔と違って1つひとつの工程が時代の変化と多用なニーズによって複雑に進化しています。港屋では、この進化にあわせて様々な改善・変革を計り、時代の変化と多用なニーズに適応しています。まさに港屋は古くからの伝統を新しい技術と努力で時代にマッチさせている“古くて新しい”会社なのです。
2019年8月28日新潟日報夕刊に港屋株式会社が掲載されました。▶
新潟発祥の特殊染色法。
機械もオリジナル。
染料の粒の大きさを不均等にして染め上げ、ふんわりと柔らかく、既に使い込まれたような風合いを表現できる。染色工程のほとんどが手作業の為、安定してきれいに染め上げるには職人の経験と技術が必要。
染める職人によって雰囲気が変わるのも魅力のひとつである。また数量を出せるのは、全国でも栃尾地域だけ。大手カジュアル衣料品チェーン「ライトオン様」(東京)や「スノーピーク様」(新潟県三条市)等で採用されている。
「テンションが掛からずフリーな状態」で染めることが出来たるため、
高捲地縮性とストレッチ性を維持できる。
現在、世界中で栃尾産地のみ残った染色方法。
糸を痛めず、原糸の風合いを維持しながらムラなく染めることが出来る。
この糸で織るとふわっとした仕上がりになるのが特長。
手間がかかるのでやめているところが多い。
・蓄光糸
・銅線を織り込んだシート